近年の夏の暑さについては今更言うまでもありませんが、気温の上昇に伴って、年々荷物が増えています。日傘、飲み物(500ml以上)、ハンカチ・手ぬぐい、ボディシート…。
そして昨年、遂に扇子では耐え切れなくなり、充電式のコンパクトハンディファンを導入しました。収録前に多少メイクや髪を直す必要もあるので、メイクポーチも必須。日によっては1泊旅行並みの荷物を抱えて移動することが普通になりました。
関東でも既に30℃超えの日が増える中、いかにして夏を快適に過ごすか、そしてカバンの中身を可能な限り軽くできるか、頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。
そうした流れを象徴するように、ユニクロの「遮熱傘」の広告が最近話題になりました。
俳優・松下洸平さんを起用した広告コピーは、「雨じゃない日も、降っている。」というもの。紫外線を「降るもの」と表現するあたりに、最近の夏の日差しが、もはや風情ではなく「警戒対象」になっている感じがよく出ています。
話題性はどちらかというと、話題になったのは、コピーそのもの以上に、同じユニクロの広告でおなじみの綾瀬はるかさんではなく、敢えて松下洸平さんを前面に出していた点だった気がします。
「男性でも持って良いんですよ」というより、むしろ「持たないと危ないですよ」という空気へ、社会全体が少しずつ変わってきているという印象を受けました。
昔の「日傘」といえば、白いレースや装飾の入った、限りなくファッション小物寄りの存在。ところが今は、「日差しを避ける」ではなく、「熱を遮る」。美容やオシャレではなく、「防御装備」としての日傘へ、少しずつ意味合いが変わってきています。そこに男女の違いなど関係ありません。実際、遮熱性の高い日傘を差すと、「涼しい」より、「削られ方が違う」という感覚に近い気がします。
夏を楽しむ前に、まず無事にやり過ごす —— そんな季節になりました。
荷物は増える一方ですが、それだけ日本の夏が「装備前提」になったのでしょう。ユニクロをはじめ、日傘の軽量化が進んでいるのは実にありがたい。
今年もまた、1泊旅行みたいなカバンを抱えて移動しています。