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ラグジュアリーブランド業界ウォッチ:2025年度決算から見るインフレの影響と今後の展望
2025年度のラグジュアリーブランド各社の決算は、業界全体の「一律成長」の終焉と、企業間の極端な二極化を鮮明に浮き彫りにした。ケリングやLVMHがマイナス成長に苦しむ一方、エルメスとリシュモンは堅調な成長を維持している。本レポートでは、最新の決算データを起点とし、インフレというマクロ経済の大きな波がラグジュアリーブランド各社のビジネスモデルにどのような影響を与え、明暗を分けたのかを分析するとともに、今後の業界の展望について考察したい。
インフレ時代における家計金融資産の「構造転換」と課題
長らく続いたデフレと低金利の時代が終わり、日本経済はインフレと金利のある世界へと完全に移行した。消費者物価指数のトレンドや、市中金利の動向といった定量面だけではなく、下記のグーグルトレンドで見る検索トレンドが示すように、世の中の「インフレ」に対する関心度も右肩上がりであり、日々のニュースの中でも「インフレ」という言葉を聞く機会が非常に増えている。まさに現在は「インフレ」時代ということができるだろう。
ミャクミャクが起こした国民を巻き込んだポジティブサプライズ
「ポジティブサプライズ」「ネガティブサプライズ」とはそれぞれ、何らかの事象に対して事前に期待していたよりも、実際の結果が「よかった」「悪かった」という反応です。思ったよりもよかったという反応がポジティブサプライズ、思ったよりも悪かったという反応がネガティブサプライズです。2025年を代表するイベントといえば、4月13日に開幕し、10月13日に惜しまれつつ閉幕した「大阪・関西万博(以下、万博)」です。
【後編】企業価値向上のためのコーポレートガバナンスの在り方
IR部門の役割は単なる情報開示にとどまらず、財務・非財務情報を統合した「価値創造ストーリー」を市場へ伝える翻訳者としての機能にある。前編では、企業価値向上のために必要な取締役会の役割と取締役の質について議論してきたが、後編では、企業価値向上のためにIRや株主・投資家がどのような役割を果たすべきかについて議論したい。
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研究員
モニクル総研では、専門的な知識や知見を有する研究員が集まり調査レポートを掲載しています。